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シルバーミット・バタースコッチ・シナモンなど、フェレットの毛色バリエーション図鑑

明るい室内のケージの中で、白と黒灰色が混ざった銀色系のシルバーカラーのフェレットがくつろいでいる様子

この記事の結論

  • セーブル・アルビノ・アンゴラ以外にも、シルバーミット・バタースコッチ・シナモンなど国内で流通する毛色バリエーションが複数ある
  • 毛色の名前は「ボディカラー(地の毛色)」と「マーキング(模様)」の組み合わせで決まり、仕組みを知ると見分けやすくなる
  • いずれも流通量が限られ、生体価格はセーブル・マーシャルより高くなりやすい傾向がある
  • 毛色だけでなく、性格やお手入れの手間は個体差が大きく、毛色で決めつけないことが大切

フェレットの毛色・品種一覧の記事では、セーブル・アルビノ・アンゴラという代表的な3タイプを紹介しています。

実際にはこのほかにも、シルバーミット・バタースコッチ・シナモンなど、国内のペットショップで見かける機会のある毛色バリエーションが複数存在します。

この記事では、これらの毛色の特徴と値段の傾向を整理し、見分け方のポイントをまとめます。

目次

1. 毛色バリエーションを見分ける基本、覚えておきたい命名の仕組み

ボディカラー(地の毛色)の種類

フェレットの毛色の名前は、体全体の地の色である「ボディカラー」を基準に付けられています。

セーブルの焦げ茶〜黒、アルビノの白といった基本パターンに加えて、灰色系・茶色系・赤褐色系など、細かく分類された毛色が存在します。

マーキング(模様)による呼び分け

手足の先だけが白いミット状のマーキングになった、黒っぽい地の毛色のフェレットが床の上で全身を見せている様子。頭部から首・肩は白くならず、パンダのマーキングとは異なることがわかる

同じボディカラーでも、体に入る模様(マーキング)の違いによって呼び方が分かれることがあります。

頭から首・肩にかけてが白く、胴体側に色が入るタイプは「パンダ」と呼ばれます。

パンダ最大の識別点は、セーブルのような目の周りのマスク模様が出ないことです。

一方、手足の先だけに白い模様が入り、まるで白い手袋をはめているように見えるタイプは「ミット」と呼ばれます。

なお、セーブルの個体でよく見られる、目の周り・手足・尾が黒くなる配色はセーブルという毛色そのものの標準的な特徴で、パンダのマーキングとは別の分類です。

つまり「シルバーミット」は、シルバーというボディカラーに、ミットというマーキングが組み合わさった呼び名ということになります。

2. シルバー・シルバーミット、白髪交じりのようなグレー系の毛色

白と黒灰色が混ざった銀色系のシルバーカラーのフェレットが窓辺の棚の上でくつろいで眠っている、手足の白いミットも見える様子

シルバーは、白と黒灰色の毛が混ざり合うことで、全体的に銀色がかって見える毛色です。

成長にともなって白い毛の割合が増え、年齢を重ねるほど色味が薄くなっていく個体も見られます。

手足の先に白い手袋(ミット)のようなマーキングが入る個体は「シルバーミット」と呼ばれます。

流通量はセーブルより少なく、生体価格はセーブルよりやや高めの価格帯になりやすい傾向があります

3. バタースコッチ、キャラメルのような温かみのある毛色

片手に乗せられたバタースコッチカラーのフェレット、茶色からチョコレート色の被毛と目の周り・手足の先の濃い茶色がわかる様子

バタースコッチは、茶色からチョコレート色の被毛を持つ毛色です。

目の周りや手足の先が濃い茶色になる個体が多く、セーブルよりも全体的に明るく温かみのある色合いに見えるのが特徴です。

こちらも流通量はセーブルより少なく、生体価格はシルバー・シルバーミットと同程度か、やや高めの価格帯になりやすい傾向があります。

4. シナモン、赤みを帯びた明るい毛色

ケージの中にいるシナモンカラーのフェレット、赤みを帯びた明るい茶色の被毛とピンク系の鼻がわかる様子

シナモンは、赤みを帯びた明るい茶色のガードヘア(差し毛)が特徴で、名前の通りシナモン(肉桂)を思わせる暖かみのある色合いをしています。

鼻はピンク系の色をしていることが多く、この点はセーブルやバタースコッチとの見分けの手がかりになります。

バタースコッチと色味が近く見分けにくいこともありますが、バタースコッチが茶色寄りなのに対し、シナモンは赤みが強く出る傾向があります。

国内での流通量はここで紹介した3タイプの中でも特に少なく、生体価格はシルバー・バタースコッチと同程度かそれ以上の価格帯になりやすい傾向があります。

5. そのほかのバリエーション、チョコレート・ブラックセーブルなど

このほかにも、セーブルよりさらに黒みが強い「ブラックセーブル」、シナモンより濃いチョコレート色の被毛を持つ「チョコレート」など、細かく分類された毛色があります。

これらは流通量がさらに限られ、ペットショップで実際に出会える機会も多くありません。

毛色の分類は光の当たり方や成長段階によって印象が変わることもあり、専門的な血統管理の分野に踏み込むとさらに細かい基準があります。
この記事では、これから迎える方・迎えたばかりの方が見分けやすい範囲の特徴に絞って紹介しています。

6. 毛色ごとの値段の傾向と選ぶときの注意点

ここまで紹介した毛色の価格の傾向を、標準的なセーブルの値段と合わせて比較します。

毛色特徴価格の傾向流通量
セーブル(標準)焦げ茶〜黒の差し毛30,000円〜80,000円多い
シルバー・シルバーミット白と黒灰色が混ざった銀色系セーブルよりやや高めやや少ない
バタースコッチ茶色〜チョコレート色シルバー系と同程度かやや高めやや少ない
シナモン赤みを帯びた明るい茶色シルバー・バタースコッチと同程度以上少ない

セーブルの価格帯は、毛色・品種一覧毛色・品種別の値段早見表の内容と共通しています。

一方、シルバーミット・バタースコッチ・シナモンといった今回紹介した毛色は、そもそも取り扱う店舗自体が少なく、明確な相場情報がまだ広く共有されていないのが実情です。

そのため、この記事では具体的な金額ではなく、セーブルを基準にした相対的な傾向として紹介しています。

珍しい毛色は流通する個体数自体が少ないため、色味を比較できる相手が近くにいないまま決めてしまいがちです。
店内の照明によっても色の見え方は変わるため、可能であれば自然光に近い場所や、時間帯を変えて何度か見せてもらうと判断しやすくなります。
毛色の印象だけでなく、実際に触れて毛艶・体つきを確かめることも忘れないようにしてください。

色味だけで決められないという方は、ペットショップの探し方と選び方のポイントを整理した記事も参考にしながら、実際に何頭か見比べてみることをおすすめします。

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この記事を書いた人

SABLE(フェレットナビ リサーチ担当)。フェレット飼育情報・専門店で公開されている情報を横断的に調べ、比較・整理して発信しています。飼う前に知っておきたい基礎知識から日常のお世話まで、中立的な第三者リサーチ担当として記事をまとめています。

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